お魚レシピ集 Fish Kitchen

お料理の盛り付け いつものお料理がレベルアップ!美味しく彩るための3つのテクニック

美味しくできたお料理は、ぜひ見た目にもこだわりたいもの。最近はSNSなどで披露して楽しむ人も多いので、「どうしたらもっと美味しそうに見えるかな」と頭を悩ませている人も多いのでは?今回は、ちょっとした工夫でいつものお料理を美味しく彩るための盛り付けテクニックをご紹介します。

盛り付けは、余白・色合い・高さを意識

お料理の出来栄えを大きく左右するのが、盛り付けです。食材にこだわったお料理も、手際重視のお料理も、その美味しさを目一杯引き出すためにひと手間かけてみましょう。

例えばお皿の余白。お皿の大きさに対してお料理がどれだけの割合を占めているかで雰囲気は大きく変わります。フランス料理などをイメージするとわかりやすいと思いますが、余白が多いほど上品なイメージが高くなり、逆に余白が少なくなるほどボリューム感が出てきます。また、一つのお皿の上に小鉢のお皿を載せたり、複数のお料理をのせたりしてワンプレートにすると、カフェのメニューのような見栄えに変わります。

お友達とのお料理はお皿の余白を多めにとることを意識したり、たくさん食べてもらいたいときや、がっつり系のメニューは豪快にボリュームたっぷりに、といった具合に盛り付けを意識すると良いですね。

盛り付けにおいては、全体の色合いも大切です。食欲をそそる色のバランスは「赤・青(緑)・黄」が基本。お皿とメイン料理と付け合わせでこのバランスを意識すると、見栄えが格段に良くなります。焼き魚には大葉やしょうが、カレーに目玉焼き、パスタにハーブなど、相性の良い副菜をあらかじめ意識するのも良いでしょう。ハードルが高いと思う方は、手軽な乾燥パセリなどから始めてみてください。

また、盛り付け時には高さを意識して、立体感を出すことも重要です。例えばパスタなどはトングで適量をとってねじりながら盛ると円錐状に高さが出ますし、和食においても付け合わせを積み上げることや、手前を低く、皿の奥側になるほど高さが出るように盛り付けると見栄えします。

ぜひ、盛り付けの際には、「余白」「色合い」「高さ」を意識してみてくださいね。
 
・余白をとって盛り付ける

 
・添え物の色合いでバランスをとる

 
・高さを意識して盛り付ける

食器やランチョンマットで色合いや季節感をプラス

料理を美味しく見せるのに重要なアイテムはなんといっても食器。色合いの重要性は盛り付けにおいても先述していますが、食材の場合は色に限りがあり、味や食べたい量にも影響してしまいます。色合いをコントロールするのに簡単な方法こそ食器。そして、ランチョンマットやテーブルクロスの脇役たちです。

一般的に食欲をそそる色とされている暖色系は大いに活用しましょう。また、食材にはあまりない紫やブルーの色を上手く使えば、お料理全体のイメージビジュアルがグッとアップします。使いやすいモノトーンの食器を選びがちですが、カラーのあるお皿は料理にアクセントをつけてくれます。メインの料理に対して、「補色対比」(隣あう色によって彩度が高く見える視覚効果)を上手く使うと良いでしょう。茶色くなりがちなお料理も、きっと素敵に彩ってくれますよ。

また、素材感も大切です。夏はガラスの器に盛って涼しさを、冬には土鍋や厚みのある陶器で温かみを演出してみてはいかがでしょう。カッティングボードやスキレットなど、調理してそのままテーブルに出すのも変化がついて良いですよ。ランチョンマットやクロスにおいても、夏には涼しげな籐や竹、冬はウールなど、季節に合ったデザインで食卓をコーディネートしてみましょう。

 
・旬の食材や季節感のでる器、小物を使う・添える

 
・はっきりした色合いの器を使う

 
・調理器具のままでテーブルへ

 
・ランチョンマットで雰囲気をプラス

写真を撮るなら、明るさと構図とシズル感!

ちょっとプロっぽく聞こえるのが、シズル感。どうすればきれいに見せられる?気になりませんか。

せっかく美味しくできたお料理は、SNSで発信したり、記録に残したりしたいですよね。美味しく見えるための構図や、撮るときのコツも覚えておきましょう。

窓際などのできるだけ明るい場所で撮るのがポイント。自然光はやさしく温かい雰囲気が出ます。さらに、逆光の向きで撮影すると立体感が出ます。

そして、重要なのが構図です。メイン料理を真ん中に置くと、主役がはっきりと見え、料理全体を写せます。また、器を左右どちらかに少し寄せた構図にすると、料理の迫力が出ます。全体を写そうとせず、メインのお料理に寄って撮りましょう。斜め45度のアングルで撮ると、奥行きが出るので背景もほどよくぼかしやすいです。また、雑誌などでよく目にするのが、真上から撮る構図です。テーブル全体を写すことができるので、お皿や全体のコーディネートを見せたいならこの構図がおすすめ。その場合、クロスのしわなどの影ができないように注意しましょう。

複数のお料理がある時は、ずらりと並べて撮るとかわいく見えます。対角線や三角形に並んでいることを意識して撮影してみてくださいね。また、目にした瞬間に美味しそうなイメージが湧く、いわゆる「シズル感」を出すことも、美味しく見せるポイントです。ジュージュー焼ける音が聞こえそうな臨場感や、たまごがとろ〜り溶け出す瞬間など、しずる感の出る瞬間は逃さず写真におさめたいですね。

 
・料理にぐっと寄ってアップで撮影する

 
・たくさん並べて撮影する

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